日本人の人口と外国人住民
総務省が13日発表した住民基本台帳に基づく人口動態調査(1月1日現在)によると、国内の日本人の人口は前年より27万1834人少ない1億2589万1742人(0.22%減)と7年連続で減少した。減少幅は過去最大。出生者数は101万46人で、過去最少だった前年(100万3554人)より増えたが、一方で死亡者数(129万6144人)は過去最多になったため、「自然減」は9年連続で拡大し、28万6098人になった。
人口は41道府県で減ったのに対し、東京都は全国で最も増えた。「東京一極集中」は一段と進んでいる。
人口の減少が最も大きかったのは前年と同じ北海道(前年比3万2545人減)。兵庫県(同1万9128人減)、新潟県(同1万8690人減)が続いた。減少率は秋田県(同1.29%減)が最大で、青森県(同1.12%減)、山形県(同0.99%減)など。
人口が増えたのは、多い順に東京、神奈川、愛知、埼玉、沖縄、千葉の6都県。東京都は増加数(同8万6164人増)、増加率(同0.67%増)ともトップだった。
自然増だったのは順に沖縄、東京、愛知、滋賀の4都県にとどまった。東京、名古屋、関西の3大都市圏の合計人口は6449万5人(全国の51.23%)で、10年連続で過半数を占めた。
年齢別では、65歳以上の高齢者は過去最多の3347万1594人となり、全体の26.59%を占めた。14歳までの子供は過去最少の1613万3110人で、全体の12.82%。少子高齢化に歯止めはかかっていない。
世帯数は前年より44万7772世帯増えて5581万1969世帯。1世帯平均の構成人員は2.26人で前年より0.02人減った。
外国人住民は前年より11万1562人多い217万4469人(前年比5.41%増)。日本人と外国人を合わせた人口総計は前年より16万272人少ない1億2806万6211人(同0.12%減)だった。